No.038 航海術と営業

今回は、No.037の記事を書くための調査をする中で出会った下記記事にあった「航海術」に関する話が興味深かったので、その記事を参考にお話します。

 

参考記事:アポロ航海の道しるべ!「六分儀」の技術発達の歴史と今 – powered by 宙畑

 

航海術で使われた六分儀

六分儀と呼ばれる角度測定器は、15世紀ころから始まった大航海時代に発達した航海に不可欠な「経度」測定技術の発展の中で生まれました。

 

星などの天体以外に何も目印がない海原を航海する上では、自分の船が今どこにいるのかを精確に把握することは船員にとっても死活問題でした。

そのため、自船の位置を把握するために、最も歴史があるのが「緯度(北極と南極を結ぶ方)」と「経度」を測定することでした。

比較的古くから測定方法が確立していた「緯度」の測定とは異なり、「経度」は中々精度が上がらず困難を極めていました。

大航海時代の初期は、地球の地磁気コンパスによる進路で位置を(測定ではなく!)推測していました。

その後、天体の高度や2つの物体の間の角距離(角度で表した距離)を測定することで経度が分かる角度測定器が登場しました。

そして、17世紀ごろさらに発展してより精度の高い六分儀と呼ばれる機器が生まれたのです。

 

六分儀の航空宇宙分野への展開

時が進み、第一次世界大戦ころには、六分儀のあとに登場したクロノメータといった精密時計を用いた航海航法をもとに、航空航法が開発されていきました。

その後も、海で培われた技術が元となり、空そして宇宙へ展開していきました。

航空の世界で、船の速度の単位である「ノット」が使われていることからもその流れがうかがえます。

中でも、皆さんがよくご存知の1960年代にアメリカで生まれたアポロ計画にも航海術の考え方が応用されました。

この時代に開発された宇宙六分儀は、まさに宇宙を飛行する宇宙船の現在位置、速度および姿勢を求めるために利用されました。

 

そして現代でも

今日現在でも、六分儀を使った航法は、地上追跡による航法やジャイロ装置が使えなくなった事態を想定して研究が続けられています。

例えば、国際宇宙ステーションで六分儀を使った実験がNASAによって行われていたりします。

 

六分儀と営業

ここまで、六分儀というやや得体のしれない機器のお話しをしました。

航海時に自分が乗っている船の「位置」を把握するためのものであることはお分かりいただけたと思います。

 

営業も、似たようなことがよく言われます。

目標達成のために、現状(現在地)を把握することが常に重要であると。

あるいは、会社という船が、市場という大海原を漕いで回り生き残っていくためにも市場を理解することは不可欠であることは皆さんよくご存じのはずです。

 

個人でも組織でも、現在の立ち位置・居場所を認識するためのツールは、成功、成果、幸せを手に入れる上で重要な要素であり、そのツールを変化に適応させて取捨選択し、その時々で鍛え磨き上げることこそが近道ではないかと。

 

そのツールは、他人によって開発されることもありますが、基本的にはそれぞれ自身で見つけ出さねばならないのが難ではありますが。

 

今回も最後までお読みくださり有難うございます。

 

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