No.008 営業にこそ求められるリーダーシップとは?
どのような組織においても、組織が求める状態、目的の達成のために、組織を導くリーダーが求められることが少なくありません。
これは、営業組織においても同様であり、営業部門という特定の役割に特化した専門組織を持っているのであれば、その組織自体の目的を達成するよう、マネージャーそしてリーダーの存在が欠かせないでしょう。
このような状況において、営業部門内でリーダーシップを発揮できないことに悩んでいませんか?
この記事では、この悩みを解決する方法についてお伝えいたします。
当該企業におけるリーダー像の欠如
リーダーシップは、統率力・指導力と日本語に訳され、第1義的には目標達成に不可欠な力とされます。つまり、どのような組織にでも必要不可欠な存在が「リーダー」だと言えるでしょう。同時に、リーダーは「役割」でもあります。
企業においては、社会の公器として存在価値を認められ、事業目標を達成していく上で、リーダーが必要にも関わらず、企業がどのようなリーダーが必要なのかを明確に定義していない場合が多いようです。
であれば、営業部門でも誰がその役割を担うことがふさわしいのかも判断がつかない状況にあるのではないでしょうか。
解決策
基本的な問いになりますが、企業にとってリーダーは、本当に必要でしょうか?
事業を取り巻く環境の変化が激しくなっている昨今においては、環境に適応していくべく速やかに組織のかじ取りをするリーダーは必須です。
一方で、リーダーシップについて言えば、そのような環境において企業が目標達成に向けて効果的に成果を出していくには、従来の方針を
変更し、新たな創造も必要になります。そのためには、企業内のメンバー1人1人がリーダーシップを発揮することが望ましいはずです。
そう考えると、企業としては責任ある立場の人がリーダーとしてリーダーシップを発揮する体制にすることが必要不可欠です。同時に、企業が何を目指しているのか、ビジョンやそこから導かれる事業目標を企業内にしっかり浸透させる取組みが必須となります。
その上で、メンバーである社員1人1人が企業のビジョンや目標をしっかりと理解した上でその実現のために、自主的に考え行動することができれば、メンバー自身の成果、敷いては企業全体としてより望ましい成果が得られるはずです。
そのためにも、メンバーである営業担当者自身は、自分自身をしっかりと見つめ直し、自分がどのような形で企業に貢献出来うるのかを見極めることが根本的に求められるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、営業部門内でリーダーシップを発揮できないという悩みを取り上げました。
その主な要因として、そもそもリーダー、リーダーシップという言葉がやや一人歩きしていて、その定義求められる役割についての定義があいまいなままになっていることをお伝えしました。
とすれば、悩みの解消の一歩は、企業におけるこれらの意味を明確にし、その上で営業個人として、どのように貢献出来うるのかを見つめ直した上で、ノルマ達成はもとより、部門や企業の目標達成に自主的に寄与していく行動がリーダーシップを発揮していることを意味するとお伝えしました。
今回も、最後まで読んで下さり有難うございます。