No.050 「営業のコツ」1年を振り返る
今回は、僭越ながら1年を振り返ります。
2019年6月1日、第1回の記事はNo.001 営業は企業にとって重要な存在でした。
当初から「営業のコツ」でお伝えしたいことの軸は、二つと考えていました。
1)制御可能なことに目を向ける。
2)応えは大抵自分の内側にある。
その上で「らしさ」を見出すことに繋がればとの想いです。
このらしさは、「自分らしさ」、「企業らしさ」、あるいは「組織らしさ」のこと。
多くの問題は大抵は自分の外側にはなく、自分自身を見つめることで答えが見つかると考えるからです。
人生においてもですが、営業の場合、なおさら業務プロセス、中間指標やゴールがかなり明確なので、より現状を把握して課題の深堀や対策を検討しやすい職務ではないでしょうか。
検討した結果どのような打ち手を選択するかは、それこそ本人が自身と向き合って自身の殻を打ち破るような挑戦も兼ねた選択こそが打開の一歩になることが多いのです。
これはあくまで著者自身の実体験からたどり着いた考えです。
「見えている世界は自分だけの世界」
「自分はどうしたいの?」
「変わるのはまず自分から。周囲や相手ではない。」
この考えを元に、投稿を続けました。
少しの勇気さえあれば
分かってはいるけど、と「But」が頭に浮かんだ時点で現状維持を求めています。成長も後退も後回し。
生き物は、変化を積極的には好みません。それは、文字通り「命」の終わりに直結していたから。
一方、周りの環境は好むと好まざるとに関わらず常に変化しています。
中学の時古文の授業でやりましたね(もちろんググりました)。
平家物語では、諸行無常の響きあり。
方丈記では、ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
鎌倉時代、「時間」という言葉はありませんでしたが、物事はとどまり続けることはなく変化し続ける世の中の理を的確に理解していたことが分かります。
頭で考える前に、自然を、世の中を、物事をよーく観察していたんですね。
アドラーという心理学者が、ここ10年で日本でも知られるようになりました。世界の捉え方、行動原理を新たな視点で説明する本が注目されています。
自分の行動には、原因があって結果があるわけではない。結果を正当化する目的で、自分自身が原因を作り上げているだけだ、と。
著者にとってとても腑に落ちる思考原理でした。
投稿記事を書きつつ、我が身を振り返ることも少なくありませんでした。
2年目も
この1年、試行錯誤の繰り返しでした。
大いに反省することがあり、新たに気付くこともあり、素晴らしい出会いがあり、新たな境地に立たされた時の自分の振る舞い、思考に驚く事もありました。
そして、思いもよらぬ発見や喜びも味わいました。
2年目もそれが続くはずです。
小さな成功体験を糧に、出来るところまで進んでいく所存です。
営業を軸にしつつ、枠にこだわらず異質に飛び込んで、心の越境をして顧客の問題解決を支援する中で体験した気づきや学びも踏まえて、皆さまに明日の営業活動で使ってみようと思って頂けるネタを投稿していくつもりですので、今後ともよろしくお願い致します。
今回も、最後までお読みくださり有難うございます。