No.062 案件が価格の競争になる前に確認すべき3つのポイント – まえがき

独立してからの仕事や仲間から刺激を受けて、自分自身がどう生きるのが良いかを考える機会が増えました。

その結果、日本がどう変化してきたのか国の歴史にも自然に関心を持つようになりました。

そこから派生して、これまで関心のあった生物学や文化人類学などの分野との接点で考えて見ることの面白さに気付き、更なる好奇心を刺激する機会も増えました。

あるいは、世界の歴史を俯瞰しておおまかな流れを掴もうとすれば、地政学、つまり地理的な条件が国の成り立ち、政治、軍事そして経済にどのような影響があるのかを体系的に学ぶ学問にも関心が及よんでいきました。

地政学に触れて特に納得したことの一つが、ロシアについてです。

今のロシアおよびその周辺に住む東スラブ人は、長らくモンゴル系遊牧民の支配を植えていた時代から15世紀以降独立国を築くようになり国の繁栄を支えてきました。

ただ、緯度が高いためあまりに寒く作物が育ちにくい土地柄だったため、基本的な国策が「凍らない港」と「肥沃な土地」を求めることだったのです。

とすれば、これらを求めて南下しようとすることは自明の理となります。

19世紀から20世紀の欧州攻略、極東地域の南下政策、2014年のウクライナ獲得など、いくつかの点の状況を見てもただただ国策に沿った行動といわれれば腑に落ちます。

こういうことに気づかされた「地政学」という学問は、難しいどころか人類・民族が地形を中心とした環境に合わせてどう行動するかを理解するための本質的なモノの捉え方だと言えます。こういったものこそ中学や高校で学ぶ機会として与えた方が俯瞰した視点で物事を考える力を養うのに大いに役に立つと思いました。

 

一方、自分の人生を考える時、自国の経済環境とそれに対する政治的活動によって実施される政策を考慮せずに考えることはできません。

また、これだけグローバルに各国の経済活動が相互に時間差なく影響を及ぼしあっている世の中になると、50年前のように、身近に感じられる世界だけを見て生きていくわけにはいかず、他の国や地域が何を考えているのかを把握・予測して、最終的に自分の生活、地域の社会活動環境への影響を鑑みて考え、決断を下す必要が出てきていることを強く感じるようになりました。

 

どの視点に立って考える、質問する、発言するかは、事業活動、職務遂行においても重要な前提条件の一つです。

 

前振りが予定より大分長くなりましたこと、お詫びいたします。

 

次回以降、本題である、営業パーソンにって頻繁に直面する、案件がコンペになることを想定してどのような取組みをしておくことが望ましいかについてお話しします。

以下の3つのポイントについてお話しする予定です。

  1. 課題解決のための仕様要件の把握
  2. 仕様要件の精度
  3. 仕様要件の優先度

 

最後まで、お読み下さり有難うございます。

 

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